カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ カラダ Design Lab.®︎

上半身と下半身の繋がりを強くする「Push with Torso」

上半身と下半身を繋ぐ『腰』と『腹』。

肋骨のある胸や骨盤は、内臓を大きく包むように骨が存在するため解剖学的に非常に安定した構造をしています。

これに対して肋骨と骨盤をつなぐ腰部は、背骨しかないため非常に不安定となりやすく、この不安定さを補うために腹部の筋肉を状況に応じて適切に扱いこなせる必要があります上半身と下半身を繋げる要となるこの部分の弱さは、腰を傷める原因となるだけでなく、スポーツのパフォーマンスを低下させるもしくはパフォーマンス向上を阻害する原因にもなります。

特に子どもの場合、上半身がグラグラ揺れる動きが目立つようであれば、上半身と下半身の繋がりが弱いことが影響している可能性があります。

今回はこの上半身と下半身の繋がりを強くし、走る動作ステップ動作以外にも、競り合い等にも活きるトレーニングをご紹介します。

< 目次 >
1 腰と腹の解剖学的構造
2 腰よりも大事な腹
3 軸を崩さない強さ
4 剛柔併せ持つ体幹
5 Push with Torso