痛みをどのように考えるか?
今感じている「痛み」をあなたはどのように捉えていますか?
・不快なもの
・嫌なもの
・何とかして取り去りたいもの
など
多くの場合は、痛みそのものをマイナスなものとして捉えてしまいやすいですよね。でもその「痛みだけ」が消えてくれればそれだけでよいのでしょうか?
そもそもなぜ痛みが生じるようになったのか考えてみましたか?
痛みが取れたとしても、その痛みを出現させる原因がそのままカラダの中に残っていると、時間の経過とともにいずれは再発するのがオチです。
痛みはカラダが私たちに知らせてくれる危険信号。「このままほおっておくとカラダに良くないよ」と知らせてくれているのです。
まずは、痛みが何を知らせてくれているのかを考えてみましょう。
痛みを詳細に分析する。
・どのようなときに痛いのか?
(痛みの出現するタイミングと動作)
・どうすれば痛みは軽減するのか?
(痛みが緩和されるタイミングと動作)
・いつからその痛みが続いているのか?
・その痛みが生じるきっかけとなった明らかな理由があるのか?
(明確な受傷機転の有無と、慢性症状)
・どの部分が、どのように痛いのか?
(部位の特定と、痛みの質)
・痛み以外にどのような症状を抱えているのか?
(痛み以外のその他症状との関連)
など、私たちは姿勢や動作時に主に生じる整形外科的な痛みのサインをこれらの様々な情報をもとに、生理学的、解剖学的、運動学的、理学療法学的に考察し、痛みの原因を追究していきます。
痛みの原因にも様々なものがある。
色々と自分で考えて調べておられる方だと、痛みの原因は「仙腸関節のズレにある」とか、「背骨のゆがみにある」とか、「これこそが根本的な原因だ」と訴えるような言葉に色々と出会うかと思います。
が、ではなぜ仙腸関節がずれるのか?、なせ背骨がゆがむのか?まで考えてみたでしょうか?
『原因の原因を考える。』
そのようなスタンスが必要です。
世間では様々な治療法、治療手技などがあふれていますが、
「これが根本だ!」
「私たちが根本的な問題にアプローチします!」
と訴えているものの多くは、その根本のさらに深い原因が横たわっている場合がほとんどです。
整形外科的な痛みのが場合、一部分の硬さが痛みを引き起こしているなどしてる場合、その部分の硬さを取り除くと一時的に痛みが軽減することがよくあります。
しかしその硬さを引き起こしている原因がそのままであり続ける限り、時間の経過とともに再発します。
その硬さを引き起こしている原因まで考えたときに、私たちは最終的に「姿勢」と「動き」まで掘り下げ、目を向けていきます。
そもそも骨の位置関係を作り出しているのは筋肉の働きによるもの。骨の位置関係がずれてしまうのは、筋肉が適切に扱えていない証拠です。つまり、日常的な姿勢の取り方や身体づかいの癖がその痛みに影響していると考えるのです。
もちろん、あらゆる痛みの根本的な原因が「姿勢」と「動き」に集約されるわけではありません。しかし、動きと同時に引き起こされる痛みは、ほぼその動作の質に起因しています。
カラダ Design Lab.での取り組みによって、痛みを取り除くと同時に身体機能が高まる。身体機能を高めることが痛みを取り除くことにもつながる。
つまり、痛みを取り除きながら、同時に楽に快適に動けるカラダが手に入り、スポーツにおいては、痛みの克服と同時に痛みが生じる前以上のパフォーマンスが手に入るようになる。
これが、カラダ Design Lab.が考えている痛みとの向き合い方です。
どのように痛みのない身体をつくりあげるのか?
では最後に、なぜ痛みが出現してしまっているのか、
そしてどのようにその痛みが出現しないようなカラダを作り上げていくのかを簡単にまとめます。
なぜ痛みが出るの??
→カラダ各部位の組織(痛みの出現している部位)に負担がかかっているからです。
なぜカラダに負担がかかるの?
→カラダ本来の機能を損なってしまうようなカラダの使い方をしているからです。
カラダの使い方なんて変えられるの?
→筋肉に様々な刺激(施術やストレッチ、トレーニング等)を入れた上で、カラダを動かす時の意識を変えていくことで、カラダの使い方は変わります!
カラダの使い方が変われば本当に痛みも変わるの?
→組織そのものに負担がかかっているものに対して、その負担を取り除く方向へカラダの使い方を変えていくので痛みは改善します。また、そのようなカラダの使い方を習得していただくことで痛みの再発も予防できます!