痛みを解消しながら、同時にスポーツのパフォーマンスアップを目指そう!
慢性的な痛みは、身体をうまく使いこなせていないことが大きな原因!
オスグット病や、シンスプリント、ジャンパー膝、ランナー膝、野球肘、テニス肘(その他多数)は、スポーツをされている方であれば何かしら耳にしたことがあるような病名ですよね。
これらは身体の一部分に、長期間強い負担が加わり続けることによって生じる身体の傷害です。
これらの慢性傷害は、「あるきっかけから急に痛み出す」ことは少なく、 違和感から始まり「いつの間にか少しずつ痛み始め」、しかも「なかなか痛みが取れない」のが特徴です。
そして、局所的な問題点を改善させるだけでは根治に至らないことが非常に多く、その場だけで痛みが改善されても再発しやすいのです。
そもそも負担をかけすぎている状態、つまり負担のかかる身体の使い方(癖や身体の硬さなどを含めて)を変えていかなくては再発が防ぎきれないのです。
【参考にしたい記事】
→怪我からスムーズにスポーツ復帰するために。怪我を再発させないために。
ハイパフォーマンスの前提となるカラダの状態
カラダに負担の少ない効率的な身体の使い方は、
怪我を予防するだけではなく、パフォーマンスを高めてくれます。
効率の良い身体の使い方を手に入れるためには、
「・全身の無駄な力が抜けており、
・全身の柔軟性が高く、
・ハイパフォーマンスに重要なインナーマッスルが活性化されている
」
このようなカラダを常に保てる状態を作り上げることが大前提です。
自分で自分の身体の状態を捉えることの大切さ
全身の筋肉の状態としては、触れると柔らかく、力を発揮したいときにはしっかりと硬くなる筋肉が理想です。
カラダが凝り固まっている状態、つまり力を入れてもいないのに筋肉が硬く感じられる状態はパフォーマンスを低下させやすく筋肉を損傷させてしまう病態(肉離れや筋断裂など)や、怪我の大きな原因になります。
カチコチに固まった筋肉はただストレッチをしているだけではなかなか柔らかくはならず、ストレッチをする前に筋肉を「緩める」という作業が重要になるのです。
【参考にしたい記事】
→筋肉をケアしていく上での考え方
→パフォーマンスアップへ向けた基本的な考え方 for Athlete etc.
トレーニングを行う上での重要なポイント
無闇やたらと反復練習やウェイトトレーニングを行なっていると、上記のような身体の前提が崩れていきます。
そうならないように身体の機能を維持しつつ、
・問題意識(なぜ現状のままでは良くないのか?)
・目的意識(なぜその練習に取り組む必要があるのか?どのような状態を目指すのか?)
・身体意識(練習に取り組む際にどのような意識を身体に持てばいいのか?)
・身体感覚(どのような感覚を知覚し動作の中で再現していけばいいのか?)
などを考えながら様々な練習、トレーニングに取り組んでいきます。
カラダ Design Lab.で行うトレーニングは、このように
「なぜその運動を行う必要があるのか?」
を十分に理解した上で取り組んでいただいております。そして、現状の動きと理想とする動きのギャップを埋めていくのです。
【参考にしたい記事】
→パフォーマンスアップへ向けた基本的な考え方
→「軸」をつくるということ。
→古武術における身体操法
ハイパフォーマンスな身体を持続的に保つ為の当院の取り組み
カラダ Design Lab.では固くなった筋肉があれば、その筋肉を緩め柔らかい状態を作ります。そして関節の動きに制限を認める部位にはストレッチを行い全身の柔軟性を高めていきます。
筋肉が緩み、関節の柔軟性が高まったこの2つの状態を作った上で姿勢・カラダの使い方を変えていく段階に入ります。
スポーツへのカラダづくりの第一歩。
効率よく身体を動かせるようになるには無駄な力の抜けた姿勢・動きを作るところが第一歩です。
同時に、効率よくカラダが使えるように身体の動かし方やカラダを動かす時の意識の置き方などもお伝えしていきます。
それが出来るようになるに従って、それぞれの競技特性と身体の状態に応じて様々なトレーニングを
徐々に難易度を高めながら実施することにより、より高度な動きの中でもハイパフォーマンスな状態を維持できる身体へと作り上げていきます。
またご自宅へ帰られてからも自分自身でコンディショニング・トレーニングが行えるように、セルフエクササイズの方法もしっかりとお伝えしております。
自主トレーニング表をオーダメイドでお作りすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。
日頃から行うセルフストレッチの考え方
カラダ Design Lab.で実施するストレッチは、ただ筋肉を伸ばすだけでなく、同時に動きの質を変えていくことを目的としている場合がほとんどです。
ですので、1日の特定の時間にまとめて実施するよりも、1日の中に分散させて高頻度に行うのが最も効果的です。
例えば、1時間に1回、数秒から数分で実施するなど。
学生であれば授業の間の休み時間などをうまく利用しながら実施するのもgood。
その都度、身体がリセットされ、動きやすい状態が作り上げられるので、柔軟性も高めながら、動きの質を高めていきやすいのでスポーツで高いパフォーマンスを目指している選手にはオススメです。
それほど高頻度に実施できなかった場合でも、ストレッチの前に何をしていたか、ストレッチの後に何をするかで実施する内容を選択できるようになると動きやすい状態が作り上げやすくなります。
例えば、朝・昼・夜の3回に分けて実施すると決めた場合。
『朝』の身体の状態といえば、横になって長い時間寝た後なのでどうしても身体は硬くなりやすくなります。
身体を目覚めさせ、寝ている間に硬くなってしまっている部分の柔軟性を引き出し、その後の活動がスムーズに動きやすい状態を作り上げることができれば理想ですね。
『夜』の場合は、その後に活動する場合は少なく、あとは眠るだけの状態に近くなります。
1日の疲れを取り除き、昼間の活発な交感神経優位の状態からリラックスした副交感神経優位の状態へ変え、質の良い眠りを引き出せる身体の状態を作り上げることが重要です。
入浴後など身体が温まってリラックしした副交感神経優位な状態で行う内容としては、呼吸を整えながら、時間をかけがゆったりとしたストレッチを行なったり、身体を揺らして筋肉のコリをほぐし全身を緩めたりするようなものが行えると良いかと思います。
最後に、『昼間』、『日中』の時間ですね。
この時間帯に実施するものとしては、何か積極的に身体を動かす前の準備として行なう場合が多くなるのではないかと思います。
身体に「今から身体を動かすぞ!」という刺激を入れてあげる、つまり反動をつけて筋肉を伸ばしたり、少しきつめのストレッチをしてみたりして筋に負荷をかけて神経系の活動を高めるなどですね。
このように、ストレッチもただやればよいものではなく、実施するその効果と目的をしっかりと把握した上で行えるのが理想です。
カラダ Design Lab.ではトレーニングの方法だけなく、このようなストレッチの方法や目的などもしっかりと丁寧にお伝えしていきますので、自分に必要な効果的なストレッチを知りたいという方も是非ご相談くださいね。