前回の記事↓
美しいカラダの作り方~カラダ美人は背中で語る~①:「カラダの土台作り」編
に続きまして、今回は具体的な姿勢に関することについてまとめていきたいと思います。
CONTENTS
誤って理解しがちな「良い姿勢」
「良い姿勢」と聞いて多くの方が、学校教育の中で何度も聞いたことのある
「気をつけ!」の姿勢を連想するのではないでしょうか?
かつてはこのような軍隊式の、直立不動で腰を反って胸を張ったような姿勢が『正しい姿勢』とされていましたが,これは威厳を出し,本人の精神的緊張をもたらすためにとられたものとも言われています。
そのように考えると、このような姿勢は集団行動の中で統率を執り、指揮していく上では効率の良い姿勢であったのかもしれませんね。意識を一点に集中させ、余計なことを考えさせないような意図もあったのかな…と想像が膨らみます。
そして、
「気を付け!」と聞くと、そのあとには「休め!」が続きますよね…
お察しの通り。
この姿勢は疲れやすく、長時間維持できるような姿勢ではないのです。
「良い姿勢は疲れる…」なんて言っている段階で、すでにイイシセイデハナイのです。
(何度も書きますが、『カラダ Design Lab.的良い姿勢』と捉えてください。)
カラダ Design Lab.の目指す「本来の良い姿勢」とは、むしろ自然に直立したより安楽な姿勢が基本となります。
カラダに無駄な緊張のない姿勢がとれていると思考も柔軟になり、自由な発想ができるようにもなりそうです。
ではそのような姿勢はどのような要素から成り立っているのでしょうか?
美しい姿勢はどのような要素からなるのか?
良い姿勢の要素として教科書的に挙げられるものとしては、
1)筋肉や関節に負担がかかっていないこと
2)疲れにくいこと
3)心が落ち着いていること
4)見た目が美しいこと
5)動作を行う際に効率が良いこと
になります。(平易な文章に変えています)
先ほど挙げたような軍隊式と呼ばれるような姿勢は、見た目には威厳もあるように見え、良い姿勢のようにも見えがちです(このような姿勢を取っておられる方も、周囲の人からは「姿勢が良い」と言われることも多いです)。
しかし腰や背中の筋肉に過剰に力が入った状態を維持させてしまうことで、疲れやすく長時間の保持は難しい上に、精神的な緊張をもたらしてしまいます。すると上記の5つの要素をほとんど満たしていない姿勢であることがわかりますね。
腰や背中に過剰に力が入りやすい姿勢は、ちょうど反対側に位置する腹筋にはうまく力が入れられない姿勢でもあるのです。
(お腹の深層にある腹筋(腹横筋)は特に機能させたい筋肉になります。)
本来の良い姿勢とは「無駄な力が入らず」「最小限の力で」「無理なく」立てている楽な姿勢なのです!
ではそのような姿勢をどのように作り上げていけば良いのでしょうか?
今回お伝えした内容の一部をご紹介します。
美しい姿勢をとるためにはどうすればよいのか?
美しい姿勢には、そのカラダの中に自然と「軸」が作り上げられています。
この軸を作り上げていく上でのポイントとしては
・全身に無駄な力が入っておらず、ゆるんでいること
・太ももの前ではなく後ろで立つこと
・下腹部を意識し、お腹の前に自然と壁が作れていること
・足裏での重心位置を適切な位置(内くるぶしの真下)に持ってくること
・足の裏から頭のてっぺんまで骨がうまく並んでいること
(→積み木を積み上げていくようなイメージを持つと良いかと思います)
が挙げられます。
具体的な方法として、足裏から頭頂まで軸を作り上げられるように一つずつ姿勢を組み立てていくのですが、
ここで文章化してしまうと本来対応すべき個人差が埋もれてしまうというおそれもあるため記載を避けます。
自分自身の姿勢が気になる方は今回のようなセミナーがあればご参加いただくか、カラダ Design Lab.へお越しくださいネ♪(『ママ★ケア』でもお伝えしています)
直接ご指導させていただきます。
こちらの記事も是非参考にしてみてください↓
軸を作るということ
ではこのような「無駄な力が入らず」「最小限の力で」「無理なく」立てている状態であれば、その他どのようなメリットがあるのでしょうか?
美しい姿勢がもたらす様々なメリットとは?
見た目がすらっと美しい姿勢になる!
:身体に軸が通るようになり、その状態を維持しながら動けるようになることで、柔軟性の高いしなやかな身体が持続するようになります。
疲れにくい身体になる!
:姿勢そのものが力の抜けたものになる上、動きも効率化するため身体そのものへの負担が減り、肩こりや腰痛などを引き起こしにくくなります。そして、筋肉が緩んだ状態を維持できると、筋肉のコリが血管を圧迫し血流を阻害することがなくなるので、血流も改善し疲労物質が蓄積されにくくなります。
太りにくい体質へ変わる!
:アウターマッスルの力が抜けて、インナーマッスルが活性化されます。遅筋線維の多いインナーマッスルには、ミトコンドリアが多く存在し、そのミトコンドリアを活性化させることにより身体の代謝を高めていきます。熱産生も促すため、身体が芯から温かく感じられるようになり、冷えにも効果的ですね。さらに脂肪を燃焼させる酵素であるリパーゼが働くことで太りにくい体質に変えていきます。
このように、
美しい姿勢は、身体を内面からも外面からも美しく変化させていくのです!
ご理解いただけましたでしょうか?
『どこにも過剰に力が入り過ぎていない。
けれども
身体にはしっかりと一本の軸を感じられる。』
そのような姿勢を是非目指してみて下さいネ♪
前回と今回に渡り長い文章をお読みいただきありがとうございました。
「このような話を聞いてみたい!」、「個人的に直接指導を受けてみたい!」という方は是非下記までご連絡ください☆
セミナー形式も個別指導も大歓迎です。
↓
代表:堤 和也
一人でも多くの方が美しい姿勢を手に入れ、ココロもカラダもより快適な日常生活を送れますように♪
滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也