カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ カラダ Design Lab.®︎

美しいカラダの作り方〜カラダ美人は背中で語る〜①:「カラダの土台作り」編  @浜大津

以前にブログなどでご紹介させていただいていた、
HAPPY EXPO様主催のイベントに講師として参加させていただきました。

お忙しい中、10数名の方にご参加いただきありがとうございました。
またこのような機会をいただき、主催者の皆様にもお礼申し上げます。

では、本日お話しさせていただいた内容をこのブログでも複数回に分けて簡単にご紹介させていただきますね。

美しいカラダの作り方〜カラダ美人は背中で語る〜

サブタイトルに〜カラダ美人は背中で語る〜とありますように、
今回は『姿勢』についてのお話しを中心にさせていただきました。

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CONTENTS


美しいカラダはどのような状態であるのか?

(高めたい柔軟性と働かせたい筋肉)

①柔軟性は高めるにはどうすればいいの?

カラダが硬いよりも、柔らかい方が良いというのはなんとなくイメージとしてありますよね?
柔らかいカラダは、見た目に力みを感じさせにくく、動きがしなやかになりやすくなります。

では、そのような柔らかさが失われた状態、つまりカラダの硬さはどこからきているのでしょうか?

カターイ

主に2つの原因が考えられます。

まず1つ目。
筋肉そのものが縮んだ状態で硬くなってしまっている、つまり筋肉そのものの長さが短くなっている状態です。
これは主に、その筋肉が伸ばされる方向にカラダを動かす機会そのものが減っていることが大きな原因です。

次に2つ目。
②肩こりに代表されるような筋肉の「コリ(凝り)」になります。
コリというのは、「無意識に筋肉に力が入り、縮こまった状態」つまり、「本来働く必要がないときでも常に筋肉が働いている状態」になります。

実はこれらを効果的に解消していくためには、それぞれ異なる方法でアプローチしていく必要があるのです。

まず①筋肉が縮んで硬くなってしまった状態に対して。
これは取り組まれている方も非常に多い「ストレッチ」になります。
硬く縮んでしまっている筋肉に対しては、積極的に引き伸ばしていかないとなかなか伸びやすい状態へは変化してくれません。
ストレッチにも様々な方法がありますが、硬くなっている筋肉をしっかりと意識して、伸びている感覚を感じられていれば徐々に伸びやすくなっていきます。

次に②筋肉のコリに対して。
これには筋肉を「ゆるめる」ための作業が必要になります。
ストレッチでもある程度改善はするのですが、コリを残したままストレッチを行うと、筋肉を縮ませようとしている神経に逆らって無理矢理筋肉を引き伸ばすことになりかねないので、
余計な力が必要であったり、
痛みが出現しやすかったり、
筋肉が伸びるまでに時間がかかったりします。

筋肉をゆるめるためには、身体を「ゆり動かす」のが簡単で効果的です。
つまり、「筋肉を揺らす」もしくは「身体を揺らす」ことで、凝り固まった筋肉を解きほぐしていくのです。
硬いカラダの原因がコリだけであれば、これだけでカラダの柔軟性はかなり高まっていきます。

やわらか〜い

美しいカラダを作り上げていく上で、
全身の筋肉がしっかりと緩み、全身の関節があらゆる運動方向に対して適度な柔軟性があること
がそのベースとなります。

この柔軟性を獲得していくために筋肉を「のばす」という作業と、筋肉を「ゆるめる」という作業に取り組んでいく必要があるのです。(理想は「ゆるめる」→「のばす」の順。)

特に首、肩、腰、脚はコリが出現しやすい部分でもあるので、常にふにゃふにゃに柔らかい状態を保ちたいですね。

こちらの記事も是非参考にしてみてください↓
「凝った硬い筋肉」と「緩んだ柔らかい筋肉」

②筋肉を適切に働かせるにはどうすればいいの?

美しい姿勢を目指していく上で、全身の筋肉の中でも「積極的に使いたい筋肉」「あまり使いたくない筋肉」があります。
(モデルのような姿勢を目指そうとする方とは少し考え方が違うかもしれません。カラダ Design Lab.の考える「カラダに負担の少ない、楽で見た目も美しい姿勢」と考えてください。)

姿勢を保つために働く筋肉は主にカラダの奥深くにあります。これは、インナーマッスル(深層筋)と呼ばれる筋肉になります。

逆にカラダの表面近くにあるアウターマッスル(表層筋)は、姿勢を保つよりも瞬発的に強い力を発揮するときに働きやすい筋肉になります。ボディービルダーのムキムキの筋肉はこれですね。

ボディビルダー

良い姿勢を作り上げていくためには、このアウターマッスルの活動を抑制して、インナーマッスルをどんどん活性化させていきたいのです。
この活性化させていきたい主な筋肉となるのが、腹横筋、横隔膜、大腰筋、ハムストリングス、骨盤底筋などになってきます。

これらの「インナーマッスル」を普段の姿勢から常に働かせられるようになると、
見た目の姿勢が美しくなる以外に…

・ミトコンドリアの活性化にもつながり、身体の代謝が良くなる。
・脂肪を燃焼させやすく、太りにくい体質へ変わる。
・血流が改善しやすく、冷えにくいカラダになる。
・アウターマッスルの力が抜けやすく、身軽に動ける軽いカラダになる。
・肩こり・腰痛に悩みにくいカラダになる。


など様々な良い効果も得られるのです!

このインナーマッスルを活性化させていくために、呼吸法やその他有効なエクササイズ、姿勢の取り方などがあります。
それらの一部をご紹介しつつ、参加された皆様と一緒に取り組み、美しいカラダの土台作りから始めていきました。
(これらのエクササイズについて詳しく知りたい方は、是非カラダ Design Lab.へお越しくださいね♪)

次回、
美しいカラダの作り方~カラダ美人は背中で語る~②:「姿勢の作り方」編では、

・誤って理解しがちな「良い姿勢」
・美しい姿勢はどのような要素からなるのか?
・美しい姿勢をとるためにはどうすればよいのか?
・美しい姿勢がもたらす様々なメリット

についてまとめていきたいと思います。

滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
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堤 和也