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カラダニイイブログ

11.運動っていうけど、どんな運動をしたらいいの?
〜生活習慣病と食事と運動の話〜  @大津市大石

2016年2月15日11:35 AM:講座

今月は上記のテーマで、
「健康」というものを考えた時の運動の位置づけ と、 運動そのものが身体全身に与える影響
そして生活習慣病を防ぐために運動以外にもどのようなことに気をつけていけばよいのか
についてお話をさせていただきました。



病気を予防しようとしたときに運動だけを実施していればよいわけではないですね。



生活習慣病の中でも今回は肥満症(メタボリックシンドローム)、糖尿病、動脈硬化症、骨粗鬆症、高血圧症、(腎臓病)に焦点を当て、その根本ついて考え、それぞれが分離・独立した病態ではなくすべてはつながっていることについて理解を深めて頂きました。




CONTENTS






加齢とともに気になる検査結果





年齢を重ねていくと、

・血圧が高い…

・コレステロール・中性脂肪が高い…

・血糖値が高い…

・尿酸値が高い…

・骨密度が低い…
 など

このようなことが検査結果での数値を通して言われるようになってきます。





しかしこれらに対して薬を飲んで、ただ単に検査結果の数値を良くすることだけの治療が如何に不自然で、根本的な治療につながっていないのか考えてみたことはありますか?



生活習慣病と言われているだけにその治療の本質が生活習慣を改善させることにあること、そして当たり前に感じている生活習慣の中に隠れている害毒を排除する必要性を、糖質・脂質のエネルギー代謝をはじめ、活性酸素・慢性炎症・AGE(糖化終末産物)が身体に及ぼす害、Ca・P・Mgなどのミネラルバランス、腸内細菌、食品の問題、内服薬の問題まで含めて、簡単な運動を交えながら一緒に考えて頂きました。

10984494_395457870628409_6932320499821746154_o (この写真は去年のもの。)





当たり前のように毎日摂っている食事が、当たり前のように病気を引き起こしかねない時代です。身体が自然と求めるものは、なかなか身近なところにはないのが現実です。便利さと引き換えに失ったものの大きさを感じずにはいられなくなりますが、それを乗り越えてヒトの本来あるべき姿に考えを至らせるところに「健康」というものの本質が見えてきそうです。




運動を行うことで生活習慣病に対してどのような効果があるのか?


では実際に筋トレや有酸素運動、スポーツなどの身体活動が生活習慣病に関わる部分でどの様な効果があるのかも一部こちらでご紹介しておきます。


有酸素運動の効果


主な効果はエネルギー消費の増加運動耐容能の増加になります。

・末梢循環の改善

・骨格筋の効率化(持久性の向上、エネルギー産生能力向上、脂肪の利用効率向上)

・糖質・脂質代謝の促進

・代謝酵素の活性化

・心肺機能を向上 など


↓これらにより


・動脈硬化を起こしにくい脂質組成に変わる

・血管内皮が傷害されにくくなる

・脂肪を摂取した際に血中の中性脂肪が上昇しにくくなる

・HDLコレステロールが増加し、組織中のコレステロールを回収しやすくなる

などの効果があると言われています。


基礎代謝を増やす


・筋トレを行うことで筋量が増えると基礎代謝がアップします。

・姿勢を改善させるとインナーマッスルを活性化させることができ、これが基礎代謝量を増やす可能性が考えられます。(ミトコンドリアの活性化にも繋がります)

・筋トレと有酸素運動を並行して行うことで、インスリン感受性を高めインスリン抵抗性を改善させます。


運動が血圧に与える影響


①基本的に筋トレを行っていると毛細血管が発達し、数も増えるので末梢循環は良くなります。

②運動中は一時的に血圧が上がり、血管が膨らみやすくなります。これにより血管の伸縮を良くし、日頃使っていない予備血管を広げて緊急時に使える準備ができます。
→①②により、トレーニングをしていない時に血圧は下がりやすくなります。

③運動により活性酸素を処理する酵素を誘導して、日常的にさらされる活性酸素の処理能力を高めて動脈硬化の予防につなげることも可能です。


血管に対するストレッチ効果


ストレッチは主に筋肉を意識して行うかと思いますが、筋肉には血管も神経も一緒に張り付いていますね。つまり筋肉を伸縮させることで血管・神経も伸縮することがわかります。

トレーニングだけではなくストレッチも並行して行うことで血管の柔軟性が保たれやすくなる可能性があります。


トレーニングによる血管の伸張は主に血管の直径を拡げる方向に、ストレッチでは主に血管を長軸方向に伸張させると考えてみるとイメージしやすいですね。


意気込むのではなく何気ない日常生活の中に取り入れることが大切


「運動をしなくては!」と意気込みすぎると、なかなか時間の確保が難しかったり、モチベーションが続かないことが多く、これらが運動が継続できない大きな原因になりかねません。

面倒だと感じ始めてしまうと、どうしても「やらない理由」ばかりを探してしまいがちです。



「やらない理由」を探す前に、どうすればできるのか、日常生活の一場面にどのように落とし込んでいけば良いのかを考えることが大切です。



今回も「しっかりと時間を確保して運動を行いましょう!」ではなく、「日常の何気ない動作の中に様々な運動の要素を取り入れていきましょう!」というスタンスで運動をいくつかご紹介しました。

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(写真は場所をとらずに手軽に行える有酸素運動として「その場駆け足」を様々なバリエーションを加えながら行なっているところ)


良い姿勢を目指すのであれば家事をしながら、気がついたときにふとカラダに意識を向けてみるだけでも十分なのです。

あまり気負いすぎず普段から自分のカラダに対する意識を高めて、健康的なカラダ作りを行なっていきましょう!

滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
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堤 和也