カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ カラダ Design Lab.®︎

10.なぜ腰は痛くなりやすいのか?  @大津市大石

今年初となる昨日の講座のテーマは、

「10.なぜ腰は痛くなりやすいのか?」

でした。


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CONTENTS


腰痛はヒトの宿命??

『腰痛は2本足で生活する「ヒト」の宿命である』

とも言われるほどに、多くの方が腰痛を経験します。

皆様も程度の差はあれ一度は感じたことがあるものではないでしょうか?



なぜそれほどまでに日常的に腰痛を感じてしまいやすいのか?

それは、「ヒト」にとって腰は、姿勢とカラダの使い方の影響をダイレクトに受けてしまう場所だからです。



腰は上半身の重みを全て受け止めているにも関わらず、支えとなる骨は腰椎(背骨の腰の部分)しかありません。そのため、腰椎のみでカラダの重みを支え続けていると単なる腰痛だけにとどまらず、様々な病態へと発展しかねないのです。


脊柱の構造

本日は、ぎっくり腰をはじめ、筋筋膜性腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、椎間板ヘルニア、椎間関節症、腰椎すべり症、腰椎分離症、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症など腰の様々な病態を例に挙げ、それらがどのような姿勢やカラダの使い方をしていると発症させてしまいかねないのかを一緒に考えていきました。





上記のような病態を発症してしまってからでは、椎間板や椎間関節、骨などの組織を正常な状態に戻すことは困難であり、あとは如何にこれ以上負担をかけずに生活していくかという対応しかありません。



そうなってしまう前に『腰へ負担をかけない良い姿勢・良いカラダの使い方』を手に入れておくことが重要なのです。


腰へ負担をかけないために取り組むべきこと。

これらを予防していくためには「如何に腹筋をうまく使えるようにしていくか?」ということが一つポイントになってきます。



腹筋をうまく使えるようにするためには、主に下腹部やみぞおちの意識をしっかりと作り上げ、腰椎を中心に背骨全体のアライメント(位置関係)を整えていかなくてはなりません。



「腰痛には腹筋が大事」とはよく言われますが、どれだけ腹筋の筋トレをしようが普段の生活やスポーツの中でうまく使えていなくては結局同じです。むしろ、腰の状態が悪いままで闇雲に腹筋を鍛えようとすることのほうが腰痛を悪化させかねず危険です。


今回は、腰椎や股関節の柔軟性を高めるような運動を行った上で、腹部への意識を高め、それを坐位姿勢・立位姿勢でうまく機能させる。そして軸の通った姿勢を作り上げ、さらにその状態を保ったまま動けるように様々なエクササイズに取り組みました。
(もっと色々とお伝えしたいことがありましたが、2時間ですべては伝えきれませんね…)


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(写真は呼吸を介して腹部がうまく使えているときの感覚を感じていただいているところ)



一度きりのエクササイズで完璧にそれらを身につけることはなかなか困難ではありますが、一度でも良い姿勢の感覚を感じておくと再びその状態を再現する際に非常に参考になります。

(一度も体感・経験したことのないものを、「このようにやれ」と一方的に言葉で押し付けられても再現できませんよね。)

これからも継続してエクササイズに取り組んでいただき、より良い姿勢や良いカラダの使い方の感覚を洗練させて、普段の生活の中に落とし込んで自らのモノにしていっていただきたいですね。

本格的に姿勢やカラダの使い方を改善させていきたい方は、是非カラダ Design Lab.へお越しください。

腰の状態は各人によって大きく異なるほど多様かつ複雑ですが、それらの状態を見極めより良い状態を各々の方に応じて築き上げていきます。

お気軽にご相談ください。





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堤 和也