カラダ Design Lab.では、歩行中に前脚の踵を接地するフェーズで欠かすことができない要素として以下の二つを重要視しています。
①踵を押し出すこと
②踵を引き寄せること
この相反するように思える2つの要素を身につけることで、接地した瞬間から前脚で推進力を生み出すことができ、同時に重心移動が非常にスムーズに行えるようになります。
(※今回は②の要素中心)
今回の動画は脳卒中片麻痺の方ですが、健常者の歩容改善にももちろん有効です。健常者でも①②ともにうまくできていない方多いです。
片麻痺の方が初めて実施する場合には、麻痺側下肢への勢いのある接地、その後の重心移動のスピードの速さに怖さを感じることが多いですが、①②の土台となるより細かな各要素(下肢の軸感、脱力、筋収縮のon/off切り替えなど)を身につけていくことで、少しずつ怖さは軽減していきます。
このような能力が身につけられると、今まで以上に歩行スピードは上がり、痙性は減少し、楽に歩けるようになりますよ。
カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ
カラダ Design Lab.®︎
カラダデザインラボ
堤 和也
@滋賀県大津市瀬田駅前