カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ カラダ Design Lab.®︎

脳卒中片麻痺:退院後の5ヶ月で手の動きがここまで変わった!

今まで脳卒中片麻痺による後遺症をお持ちの方について
報告させていただいたことは一度もありませんでしたが、

実は5ヶ月も前から1~2週に1回程度のペースで
お越しいただいている方がおられました。

同じ滋賀県内でも大津の石山まで1時間近くかけて電車で通ってくださっています。

初回から5ヶ月に及ぶ取り組みの中で、大きな変化となり積み上がってきたので、この機会にご本人の許可をいただき、その変化をblog(youtube)で公開させていただく運びとなりました。

5分程度の映像です。ぜひご覧ください。

脳卒中片麻痺の方の手の動きの変化
【5ヶ月のリハビリでここまで変わった!】

この5ヶ月で何を行なってきたのか?

何か特殊な手技を行った訳ではありません。

愚直に、しっかりと、確実に、

「できる動き」「できない動き」そして「できそうで出来ない動き」をしっかりと見極め、

・できない動きでもさらに詳細に分析し何ができないのか?
・できそうな動きでも何が足りないのか?

を突き詰めて、その動きの獲得に向けた取り組みを実施してきました。

そして「できる」ようになった段階で、
さらにその先へ進むためのアプローチへと内容をどんどん進化させ続けています。

もちろん、単に動作の練習を反復するわけではなく、
関節や筋などがうまく機能していなければ、
うまく機能する土台をしっかりと築き上げ、

身体の動きに意識が向いていなければ、
どうすれば意識を向けられるのか?を考え、

感覚を研ぎ澄ましてみたり、
意識の配分を調整してみたり
と、

「動く身体」という目に見える有機体に対する、動きそのものを変えるアプローチに加え、
「目に見えない(動きの)感覚や意識」を取り出し、必要な動きを無意識的にも作り出していきます

そしてカラダ Design Lab.での取り組みだけで完結させないために、普段の生活環境や日常での動きの捉え方をお伝えする

など「活きたその人」そのもの全てをアプローチの対象にしています。

【この5ヶ月でできるようになったこと】

細かい部分を挙げればキリがありませんが、

・手のむくみが出現しなくなった。
・腕がスムーズに軽く上がるようになった。
・右手が左肩に楽に届くようになった。
・右手首を動かす時の痛みが出現しくくなった。
・指が最後までしっかりと伸びるようになった。
・手の甲を持ち上げた状態で指を伸ばすことができるようになった。
・掌を上下に返す動きがスムーズにリズム良く行えるようになった。
・大股で歩いたり、速足で歩けるようになった。
・指や掌で軽くリズム良く叩くことができるようになった。
・パソコンのマウス操作、ダブルクリックができるようになった。
・シャンプーの際に爪を立てずに行えるようになった。
・頭を動かしながらシャンプーを行なっていたのが、手を動かしてしっかりと洗えるようになった。
・紙をつまんで持ち上げられるようになった。
・シャツの襟がうまくつかめるようになった。
・ボールを投げる動作(投球動作)が行えるようになった。

など…

もっともっと動きが良くなる余地があり、
今現在もまだまだ改善していく途中の段階ではありますが、

「動きにくいけど仕方がない…」
「リハビリをしたいけども、どうしようもない…」

と諦めてかけている方にとっての、
「希望」となり、「励み」となれば…と思い、
この度、途中経過ではありますが、動画で報告させていただきました。

昨日までできなかったことができる喜びを分かち合いたい【滋賀県大津市でリハビリを行うなら】
(クリックするとカラダ Design Lab.のリハビリの紹介ページへ移動します。)

リハビリの行き場がない方への行き場になりたい。

病院を退院後のリハビリの行き場がない状況
また、外来リハビリの縮小に伴い、リハビリが十分に受けられない状況という、

いわゆる「リハビリ難民」と呼ばれる方々、

そして、ある程度は良くなったけれども、今以上にもっと良い状態を目指したい方々にとって、

カラダ Design Lab.がその後の選択肢の一つとなれば幸いです。

まずはここ滋賀県大津市から発進!

まずは、カラダ Design Lab.のある滋賀県大津市から発信!

ほんの少しずつでも、このような方々のお悩みの受け皿になれればと考えています。

大津市石山のお近くにお住いの方は是非ご相談ください。
(もちろん遠くからお越しの方も大歓迎です。)



カラダ Design Lab.には本当に多様なカラダに対するお悩みをお持ちの方が訪れます。

カラダ Design Lab.では、
カラダの状態と動きから(姿勢も含む)、
お悩みの原因を炙(あぶ)りだし、
その原因を引き起こしているさらに深い原因を追い求め、
奥の奥からカラダの状態、姿勢、動きすべてを変えていきます

この点は、カラダに対するお悩みを抱えておられる方に共通のものです。

疾患がどうとか、
症状がどうとか、
ではなく、

「疾患や症状をもつカラダ」として
その全てとのつながりを見出し、
考えうる原因のその一つ一つに優先順位をつけながら、
一つ一つ解決へと導いていくのです。

この疾患にはこの方法!とか、
この症状を改善させにはこの方法!とか、

局所的な問題だけみて全て解決されるはずがないのです。

カラダ Design Lab.は時間をかけながら、
しっかりと疾患や症状が出現している大元から変えていきます。

短期的、短絡的な取り組みではないことをご理解いただいた上で、お越しいただけると幸いです。

カラダと姿勢・動きをデザインする。
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也

@滋賀県大津市石山・瀬田