抱っこしない抱っこのススメ

2019年9月16日 カテゴリー:カラダと動きづくり教室,<子どもの発育> 記事執筆者:堤 和也

ちいさな子どもを抱えているときに、
落とさないようにいつも大事に、大事に抱えてしまっていませんか?


もしかするとそれは、子どもの運動発達を阻害しているかも??


今回は子どもに本来備わった運動能力を引き出し、運動発達を促すような抱っこの方法をご紹介します。



猿のような姿から進化したと言われる我々ヒト



我々がヒトに進化する過程で、猿のように元々樹上生活をしていたと言われていますが、この頃、産まれたばかりの幼い子どもたちは常に大事に抱っこされて育っていたのでしょうか?


想像してみればすぐにわかるかと思いますが、
両手でしっかりと子どもを抱えて木に登ることは不可能ですし、片手で支えながらでも一苦労です。

かといって、抱っこ紐で支えていたはずもなく、
となると動物園の猿の親子ように親から振り落とされないように子ども自らの力でしがみついていたはず。


今では木に登る必要もなく、
抱っこひも、おんぶひもという便利なツールもあるのでそもそもそのような能力は現在子どもに必要とされていないのかもしれませんが、

そのような環境の変化、道具の発達とは逆行するかのように高い身体能力が求められるようなスポーツが盛んで、幼少期からスポーツの英才教育を行うような家庭も増えています



どのようなスポーツを子どもにさせるにせよ、
土台として築き上げていくべきものは、スポーツを始める以前の親子の関わりの中で自然と発達を促せる、このような能力からではないでしょうか。





脳は大きくなり、知能も発達しましたが、
筋骨格的な部分はほとんどそのままです。



進化した我々ヒトが高等で、猿が下等などと考えるべきものではありません。

むしろ我々の元々の姿を想像させてくれる、本来持ち合わせていた能力がどのようなものであったのかを学ぶべき重要な対象なのです。



どのように抱っこ、おんぶすればいい?



子どもが少しでもしがみつくような動きが出来るようになれば、なるべく早い段階でその能力を引き出せるように関わってあげるのがベストです。


何も全く支えるなと言っているわけではありません。

「しっかりと子どもがしがみつけているな」、
「落ちそうになっていないな」、
と言うことを親がしっかりと背中で感じ、
安全性を確保しながら、必要のない支えを外していくことが必要なのです。




抱っこの方法

親が楽するため、負担を減らすためとかではなく、
(もちろん親が肩・肘・手首を傷めているのであればそれも重要な要素ですが)

進化論的観点から観てみると『ハイハイ』と同じように『親にしがみつく』のも1つの発達段階で乗り越えるべき課題のように思えるからです。



抱かれ上手な子、つまり誰でも軽く抱っこできる子もこのしがみつく能力の差なのではないかと思います。




我が家には3人の子どもたちがいて、その二人、三人を同時に抱っこすることも珍しくありません。



(常にこんなことをしている訳ではありませんが…)



そんな姿を外で見かけられると、「力持ちだねー!」なんて言われることもままありますが、抱っこしてる本人としてはそれほどのしんどさを感じている訳でもなく(長時間の3人抱っこはもちろんムリ…)、
「ちゃんとつかまっとけよ~」という感じで子ども達に頼る気持ちでいます。


私が見た目ほどしんどさを感じていないのは、
子ども達がうまく掴まっていてくれているところが大きいからかなと思います。



こんな些細なこと、親が楽できるようなことが子どもの運動機能の発達に繋がるのであれば、やってみる価値はありそうではないですか?


やってみようと思われれば、今日からでも是非試してみてくださいね♪
(かといって、無理して子どもを落としたら絶対ダメですよw)



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堤 和也

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