カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ カラダ Design Lab.®︎

美しいカラダのつくり方。 ~風が立つほど爽やかな歩き方と身のこなし~:④「身のこなし」編  @浜大津 明日都

以前の記事

美しいカラダのつくり方。 ~風が立つほど爽やかな歩き方と身のこなし~
:①「ダイエット」編
:②「セルライトを解消させるための考え方」編

→ :③「美しい歩き方」編

に続きまして、今回(最終回)は

「よっこいしょ」のない動き
「姿勢」と「身のこなし」と「体型」のつながり

についてお伝えしていきます。

美しいカラダのつくり方。〜②風が立つほど爽やかな歩き方と身のこなし〜


CONTENTS


「よっこいしょ」のない動きを感じる

では前回に引き続き、今度は、歩行以外の動きの質についても考えてみましょう。



皆さん、椅子から立ち上がるとき、床から立ち上がるときに思わず「よっこいしょ」なんて声が出てしまっていませんか?



カラダ Design Lab.では、「よっこいしょ」は動きのエイジングと捉えています。




ではなぜ「よっこいしょ」という声が出てしまうのでしょうか?




重いものを持ち上げるとき、「よっこいしょ」「よいしょ」と声が出やすいですね。



椅子から立ち上がるときなど、何も持っていないのに「よっこいしょ」と声が出るのは、自分のカラダが荷物のように重いからです。(そう考えています。)

重〜い





これは体重が重いこととは関係ありません。




余計な力を使いながらカラダを持ち上げてしまっているのが大きな原因です。



なぜ余計な力が入るのか?

本来カラダをうまく使いこなせていれば、必要最小限の力でカラダを動かすことが可能ですが、それができていないわけですね。



その原因として、

・重心がうまく捉えられていない

・重心をコントロールできない

・カラダの柔軟性が低い

・全身凝り固まっている
・股関節がうまく使えない


・カラダのパーツが分離しておらず、塊になっている


etc…


が挙げられます。


これらについて少し考えてみましょう。


重心を捉えた状態で、
骨盤・股関節で重心コントロールできるか?


自らの重心を捉えることができていれば、動きたい方向に重心を動かしてしまえば、筋肉に頼らなくとも重心の動きに従ってそのままスムーズに動き出すことが可能です。


しかし、動きたい方向と逆方向に重心を残したまま動こうとしてしまうと、筋力で無理やり体を動かさなくてはなりません。



例えば…
椅子から立ち上がるときを考えてみましょう。

動きの起点を骨盤・股関節においた状態でうまく動けていると、重心は前方へ移動しながら自然と上方へ持ち上がっていきます。



このときに重心が後方に残ったままでは、太ももの筋肉で強く踏ん張りながらでないと立ち上がることができません。座るときも同様です。





立位姿勢で体全体の重心は骨盤内にあります(仙骨の前)。



この重心をうまくコントロールしようとすると、重心に最も近い部分である「骨盤」「股関節」をうまく使いこなす必要があるのです。




スムーズに動けていると「1」の動作だけで非常に楽に立ち上がれるのですが、
この骨盤と股関節がうまく使いこなせずに、「よっ」「こい」「しょ」と「3」の動作で立ち上がってしまっている方が非常に多いですね。

この「よっこいしょ」をなくすためにも、普段の座っている姿勢は非常に大切です。

座位姿勢と重心位置

右の写真のようにしっかりと坐骨に体重を載せた座り方ができるようになるだけでも、自然と骨盤・股関節が機能しやすい状態へと変化し、スムーズな動きへと繋がっていきます。

柔軟性は保たれているのか?


でも、重心が捉えられた上で、骨盤・股関節の使い方がわかっても、目的とする動きに対する柔軟性がなければそもそも動けません




柔軟性を低下させる要因としては、簡単に分けて

①筋肉そのものが縮んだ状態で硬くなってしまっている、つまり筋肉そのものの長さが短くなっている状態
②肩こりに代表されるような筋肉の「コリ」の状態
になります。


これらはしっかりと解消させていく必要がありますね。



【参考にしたい記事】

→ 美しいカラダの作り方~カラダ美人は背中で語る~①:「カラダの土台作り」編

ここでは筋肉に対するものしか挙げていませんが、もちろん関節そのものの硬さアライメントの異常なども影響してきます。


カラダを塊としてはなく、細かなパーツに分けて動かすことができるのか?

柔軟性の低い部分は、関節の動きが乏しくなるので分離して動かすことが困難となります。

するとその部分は関節をまたいでいるにも関わらず、一つの塊となって動きを作り出してしまうのです。



カラダが細かなパーツに分かれた上で、それぞれを分離させて動かすことができるとそのパーツとパーツの間ごとに力を生み出すことができるため、パーツごとの力は小さくても全体として合わさると非常に大きな力を発揮することが可能です。



カラダが塊になってしまっていては、パーツ同士の間で動きが生み出せないだけではなく、力を発揮させることができません。


すると動かすことのできる部分だけで動かすことになり、一つの関節で大きな力を発揮せざるを得ず、しんどい思いをしないといけなくなるのです。



もちろんその筋・関節への負担も大きくなります。



するとカラダは荷物のようにどんどん重たく感じられ、気付いたら思わず「よっこいしょ」と口から出るようにもなるのです。


「姿勢」と「身のこなし」と「体型」のつながりが見えてくる

ここに来るまでかなり話が長くなってしまいましたが、ようやく見えてきましたね。


最後に簡単にまとめておきましょう。

体型・姿勢・身のこなし

「軸のあるうまく力の抜けた姿勢」は、カラダへのコリを生じさせにくくし、常に柔らかい筋肉を維持することができます。



すると、筋が「必要なときにだけ働き、不必要なときには力が抜ける」ように常にうまく働くようになるので、筋のポンプ作用も働きやすくなり、セルライトを生じさせにくくなります。



代謝も良くなるため、むくみを生じさせにくくし、脂肪そのものも溜めにくくなります。



すると代謝不良による余分な脂肪を蓄えることが減り、「体型」がすっきりとしてくるのです

この上でさらに身体が適切に使いこなせていれば、必要な部分の筋肉は発達し、不必要な部分の筋肉は自然と削ぎ落とされていきます。



すると足がすらりと細長く、ヒップは高く、お腹は引き締まった「体型」を手にいれることができるようになるのです。


体重計に載る女性

何となく理解できましたでしょうか?

ここまで4回に渡り、長い文章をお読みいただきありがとうございました。


カラダ Design Lab.ではこのような考え方のもと、年齢・性別を問わず「美しいカラダづくり」のお手伝いをさせていただいております。

もちろん、ここに記したことが全てではなく、それぞれの方の目標に応じて様々なアプローチを実施させていただきます。



本気でダイエットに取り組みたい方には、食事指導もさせていただきますので是非ご相談くださいね。

滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也