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【O脚、変形性膝関節症における
膝のlateral thrust(外方動揺)に対して、
tandem gait(継ぎ足歩行)を運動処方する意味を考える】
O脚の人が歩行時に片脚に体重を載せたとき、瞬間的に膝が外方へガクッと揺れる。
これを< lateral thrust >と呼ぶ。
このthrustの原因を、
『前額面上で脛骨を垂直に保つ能力の低下』
と仮定してみる。
(もちろん、この『前額面上で脛骨を垂直に保つ能力』が低下する原因も考慮しないといけないし、常に考慮した上で運動処方しているが、ややこしくなるので今回の記事ではその点は無視する。)
脛骨を前額面上で垂直に保つために、下肢各関節の位置関係を整え、そのために必要な筋活動を引き出し、
脛骨が地面に垂直に立っているもしくは垂直から外れているということを知覚し、自らの力でコントロールする。
一本線の上に足首、膝をうまく配列させながら歩くことは、このような能力を総合的に鍛練するのに役立つ。
ちなみにこの方96歳。
100歳までに杖なしで美しく歩けるようになることを目指しトレーニングを実施しており、
その目標に着実に近づいています!
100歳近くになっても、身体はより良く変えられる。
年齢を言い訳にして諦めるのはもう終わりにしましょう。
カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也
@滋賀県大津市瀬田駅前