サーブで痛む肩を「動きを変えて」改善させる! 

2015年7月3日 カテゴリー:テニス,痛み 記事執筆者:堤 和也

先日、サーブ時の肩の痛みを訴えておられるテニスプレーヤーの方にお越しいただきました。
もう20年以上のテニス歴をお持ちの方です。


ラケットを後方へ振り上げる時の痛み



振り切った時の肩の抜けそうな感覚


をお持ちでサーブが打てないとお困りでした。



動きを確認し、触診していると…

肩の回旋筋腱板[ローテーターカフ](肩関節を捻ったりするのに働く幾つかの小さな筋肉)が非常に硬く、
肩甲骨は下方回旋位(下内側へ傾いている)を呈しており、
腕を振り上げた時に肩峰下(肩関節の最も飛び出たところ)で痛みが生じていました。



肩甲骨の柔軟性を高め上方回旋を促し、腱板の柔軟性を高めることによって上記のような痛みや違和感は消失し、特に問題なくサーブが行えるようになったのですが、なぜ急にそのような状況になったのでしょうか?


テニスサーブ1


なぜ肩に痛みが出るようになったのか?



お話を伺っていると、


元々は足先から指先まで全身を使ってサーブを行っていた



ようなのですが、あるときテニスの指導者に


「そんな打ち方じゃロスが大きすぎる。もっと腕だけで打った方が楽に打てる。」




と言われたそうです。



言われるままその方法を実践されていたのですが、いつもよりもトップスピンが掛かりにくく、サーブにもパワーが載らないことを自覚しつつも、「そう指導されたから…」とそのサーブ方法のまま続けておられたそうです。



本来の良いカラダの使い方とは?



さて、

全身を使った動きの大きなものは本当にロスが大きいのでしょうか?

疲れやすいのでしょうか?




そんなことはないですね。


全身がうまく使えていれば必要な力は分散される上、様々な部位で力を発揮できるので全体として発揮出来るパワーも大きくなります。


むしろ局所的な部位だけでパワーを発揮しようとすると、発揮出来るパワーは小さくなる上、今までと同じパワーを発揮しようとすると一部分に大きな負荷が掛かり今回のような痛みの原因にもつながりかねないものです。


よく手打ちなどと言われるものもそうです。

テニスサーブ2

こちらの方には、サーブは元の方法に戻すようお伝えし、

いくら指導者に言われたからといって、自分の身体でしっかりと違和感を感じられているのであればその方法を採用しないようにすることの大切さをお伝えしました。



プロのテニスプレーヤーで手だけでサーブを打っている人はいません!



そこそこの年齢だったのでそのような発言が出てきたのかもしれませんが、効率の良い身体の使い方は老若男女プロアマ共通です。


20年以上かけて培ってきたご自身の感覚を大切にしていただきたいですね。

指導する側としても安易な発言は避けたいところです。


カラダと姿勢・動きをデザインする。
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也




是非、こちらも参考にしてみてください。
【怪我をチャンスに変える! (カラダ Design Lab. for sports)】


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痛みを解消するだけでなく、よりパフォーマンスの高いカラダを築きあげていきましょう!

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