本日は救護班としてお手伝いさせていただきました。
救護班として関わらせてもらった子すべてに対して、これで良かったのかと自問自答しますが、
色々と経験させていただいて、思考を巡らせたことが自らの糧になります。
また全国上位の選手の動きを直接見ることができ、今後のトレーニングを構築していく上でも非常に勉強になりました。
開催してくださった先生方、本当にありがとうございました!
『突き』の動きで多発する突き指、突き手首と、マットに指が引っかかる足指捻挫
やはりというか、年代が上がると想像以上に手指、足指の捻挫が多かったですね。
当日は、
ホワイトテープでの固定すべきか、
キネシオテープで捻挫方向への動きを制御すべきか、
非常に悩みながらそれぞれを使い分けていましたが、
試合の継続、処置のスピードを考えるとキネシオ一択で問題なさそうな感触を得ました。
DIP・PIPの捻挫に関しては次回以降はすぐに貼れるように事前に準備して臨みたいと思います!
緊急時の判断と行動
あと、救護班として関わる中で大切なのは、緊急を要するような状況となった際の判断と行動。
もしもの場合に救急車を呼ばないといけない場合がありますが、
・救急車を呼ぶことをためらってはいけない
・救急車を呼んだことに疑問を持ってはいけない
の2点については頭の中に入れておく必要があります。
救急車を呼ばないといけない状況で呼ぶ判断ができなかった場合、
選手のその後の人生に大きくかかわること、命に関わることを考えなくてはなりません。
逆に、救急車を呼んだけれども大きな問題がなかった場合、
「呼ばない方が良かったのではないか?」と疑問を持って考えてしまいがちですが、
「呼んだ方が良さそうだ」と考えた時点で呼ぶべきです。
どうすれば良いか判断がつかない場合にも、とりあえずまず救急車を呼ぶ、もしくは病院の救急へ連絡し状況を説明し判断を仰ぎましょう。
何事もなければそれで良いのです。
スポーツ医学の分野で救急処置の流れについてフローチャートがあり、各状況に応じてどう判断し行動すべきかの指標が定められています。
ネットで検索して出てきた書類ですが、スポーツに関わる指導者やトレーナーの方々はこれらに簡単に目を通しておくと良いかと思います。
是非、参考にしてみてください。
【救急ハンドブック】公益財団法人スポーツ安全協会
https://www.sportsanzen.org/content/images/other/kyukyu.pdf
【安全安心ガイドライン】大学スポーツ協会 安全安心委員会
https://img.univas.jp/uploads/2020/10/20200209_Univas_SafeSecure_Guiedline_1.pdf
【頭部外傷10か条の提言】日本臨床スポーツ医学会 学術委員会 脳神経外科部会
https://concussionjapan.jimdofree.com/
カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也
@滋賀県大津市瀬田駅前