先月から大津市大石にある社会福祉施設で、職員の方を対象に「腰痛予防対策講座」を実施させていただいております。
腰痛を抱えたままで介護の仕事をされている方は非常に多いですよね。
介護の仕事に携わるようになって初めて、腰を痛めてしまう方も非常に多いのが現実です。
社会福祉施設における労災は、過去6年で1.5倍に増加しているそうです。
その3割が「動作の反動・無理な動作」を原因としています。
そして、腰痛の発生件数は10年前と比較し2.4倍に増加しています。
(どちらも厚労省「社会福祉施設の安全管理マニュアル」より引用)
腰痛を発症して動けないような状況になってしまうと、仕事を休まざるをえない上、痛みが酷くて復帰できないとなると仕事自体を続けられないという現実にも立たされる場合もあるのです。
ではそのような方々が皆、介護技術が低いから腰を痛めてしまうのか?
というとそういう問題だけでもなさそうです。
少し検索してみるだけでも介護技術のセミナーなどは多数行われていますよね。
多くの知識や技術を学んでいるにもかかわらず腰痛を発症してしまう方が後を絶たないのです。
つまり「自分一人の力で動けない方の介助をする」というのは、それだけカラダへの負担が非常に大きいのです。これは介護職の方に限らず、看護師、リハビリ職の方などにも当てはまりますね。これらの職業の方の腰痛持ちも多いのです。
滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也