「フィギュアスケートに必要な「体幹」とは?」シリーズ最終回です。
今回は脚と体幹の動きの連動性について考えていきましょう。
股関節はめちゃくちゃ大事!
立位で体幹の動きをコントロールするために欠かせないのは、
股関節の機能を高めること。
股関節とは、骨盤と大腿骨(太ももの骨)をつなぐ関節ですね。
位置としてはココ。
ビートたけしのギャグ「コマネチ!」のライン上にあります。
そのライン上のかなり内側寄りです。
スケーティングのあらゆる場面で機能させるべき関節です。
股関節が機能する場面を想像してみよう!
例えばスケーティング。
ブレードで氷を蹴った力をうまく体幹、全身につなげるために股関節が適切な状態にあることが必須です。
内股で膝が内に入ってしまっていたり、膝が開いて外を向いてしまっていては、力がうまく伝達されません。
またステップでエッジを切り替える動きの主役を担うのも股関節。
例えばジャンプ。
高い跳躍を行うためには、一度大きくしゃがみこむ必要がありますが、これを膝を中心として行うと高く跳躍が行えないだけでなく、膝を痛める原因となります。
この跳躍でも股関節が非常に重要な役割を果たすのです。
跳躍後の着地も同様です。
股関節の動きを捉えるエクササイズ
次に、この股関節の動きを捉えるエクササイズを2つご紹介しますね。
・股関節スクワット
・股関節捉え
体幹をもっと大きく動かしてみよう!
・四股捻り
・お尻歩き
以上4回に渡り、
・体幹の動きを引き出す運動
・手と体幹の連動性を引き出す運動
・脚と体幹の連動性を引き出すための股関節の運動
の基礎的な部分をご紹介してきました。
初回の〜①体幹の強さを定義する重要性〜でもお伝えしたように、実際の動きの中で求められる体幹機能は多岐に渡りますので、これだけでいいというものではありません。
むしろ、「これらがうまくできないのに体幹機能を高めようと思っても無理」くらいの超基礎的な感じでこれらのエクササイズを捉えていただければと思います。
最後に羽生結弦選手の動きでイメージを膨らませていきましょう!
タイムリーなことに現在、ピョンチャンオリンピックの真っ只中。
羽生結弦選手の見事な演技を見て、動きのイメージを膨らませていきましょう。
ピョンチャンオリンピック【ショート】
ピョンチャンオリンピック【フリー】
カラダと姿勢・動きをデザインする。
カラダ Design Lab.
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堤 和也
@滋賀県大津市石山