背骨のS字彎曲がないというと少し言い過ぎかもしれませんが、
現在、「彎曲が一つ多い」という方にお越しいただいています。
その方がどのような状態かというと…
図でご説明しますね。
肋骨から腰の部分にかけては本来、背骨は反る方向にのみ彎曲があるのはずなのですが、この肋骨の下部(赤い矢印の部分)で腰椎が後方へ突出し、その下からもう一つ反りがあるのです。
この背骨は、遺伝的なもの、治らないものと思ってあきらめていたそうです。
今回、スポーツ中の腰の痛みをきっかけにご来店いただき、
この背骨の彎曲が腰の痛みを引き起こすきっかけの一つになってしまっていること
、
そして
この彎曲そのものについても改善させうる可能性があること
をお伝えし、背骨の彎曲を適切な状態に戻すことに対するアプローチが始まりました。
1度目のアプローチで突出は軽減し、2度目のアプローチでもさらに突出は軽減、背骨をまっすぐになぞっただけではその突出がかなりわかり難い状態まで改善しました。
(2度目のアプローチ前の写真です。(少しぼこぼこして見える部分で突出が強まっています。)
写真だけでは少しわかり難いですね…)
施術後には、「出っ張りがかなりなくなっている!」と驚いておられました♪
背骨の柔軟性をしっかりと引き出しつつ、一つ一つの背骨をいい位置に納められるよう姿勢のとり方を意識して変えていくことで、背骨の彎曲の状態は十分に改善させることが可能なものでもあるのです。
さらに自分自身でも柔軟性を維持・改善させるセルフエクササイズに取り組むことによってその効果は高まり、いい状態もキープしやすくなります。
この調子で適切な背骨の彎曲を作り出し、しっかりと維持できるようになれば痛みが出現しにくい腰へ変えていけそうですね♪
以前に似た症状でお越しになられた方もおられました。
以前お越しいただいた方でも、直接の原因は異なりますが、同じような状態から腰痛を引き起こしていた方もおられました。
→
交通事故による腰の痛みでお悩みの方の声
こちらの方は、接骨院に90回も通われたそうですが、カラダ Design Lab.では計5回のアプローチで痛みは改善し、それ以降腰痛をほぼ認めない状態まで改善されています。(カラダ Design Lab.に通っておられるご家族の方にお聞きすることができました。)
このようなお話しを聞かせていただけるのはうれしい限りです♪
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背骨のS字彎曲と柔軟性は非常に大切!
タイトル・冒頭に「背骨のS字彎曲がない!?」と書きましたが、上記のような方以外でも適切な背骨のS字彎曲をその柔軟性がないと腰や背中を痛めやすくなってしまう大きな原因となってしまいます。
日常生活レベルでもそうですが、スポーツレベルで全身を大きく反る・捻る・丸めるなどといった動作を行う場合では、特に背骨の柔軟性を引き出しておくことが重要です。
この柔軟性とともに背骨全体を動きの中でうまく連動させながら使いこなせれば、パフォーマンスもかなりアップします♪
S字の彎曲がないこと、彎曲の状態に異常があったとしても、遺伝的で仕方がないもの…などと諦めてしまわずに、しっかりと、
①背骨の柔軟性を引き出すこと
②一つ一つの背骨を適切な位置に納められるように姿勢のとり方を変えること
③いい背骨の状態を維持できるようなセルフエクササイズ
に取り組んでいただきたいのです。
これらが適切に行えれば、背骨の彎曲そのものを改善させ、そこから出現する痛みなどの症状も十分に改善させられる可能性のあるものです。
(変形が過度に進み、骨同士が癒着してしまっているような状態を除きます。)
いきなり自分一人の力で変えていこうと思うと限界がありますが、適切なアプローチのもと、姿勢を改善させ、適切なセルフエクササイズに取り組むことで改善は可能であると私たちは考えています。
カラダ Design Lab.では、
カラダの状態を細かくチェックさせていただいた上で、
・現在の背骨がどのような状態であるのか?
・背骨の彎曲ををどのように変えていく必要があるのか?
・どのような方法でアプローチしていくのか?
・どのようなセルフエクササイズに取り組んでいけば良いのか?
・日常生活でどのような状態に気をつけていけば良いのか?
など
をしっかりとお伝えしていきます。
このような症状にお悩みの方は、是非一度ご相談くださいね。
カラダと姿勢・動きをデザインする。
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也
@滋賀県大津市石山