「痛くて履けなかった靴が履けるようになった!」
今回は、足裏にある『魚の目』、『たこ』の痛みにお悩みだった方をご紹介します。
よく効くスピール膏。でもやめられない…
今まで足裏の小指側にできた魚の目(ウオノメ)、たこが消えずに
皮膚科に受診するたびに、
「『スピール膏』を使って治しなさい。」
と言われ、
魚の目ができると、いつもスピール膏を利用されていました。
「確かにスピール膏を使うときれいに魚の目がとれる」のだそうですが、
結局、時間が経つとまた出来てしまうので、
貼って治して、また貼って治して…の繰り返しだったそうです。
なぜ魚の目やたこができるの?
魚の目やタコができるということは、その部分に強い圧(もしくは摩擦刺激)が加わっているということです。
通常の皮膚ではその圧に耐えることができず、皮膚を損傷させてしまう可能性があるので、頻回に圧や摩擦が加わる部分は皮膚を厚く、硬くすることで対応するのです。
生体の防御反応ですね。
足裏の魚の目(たこ)は、そこで踏ん張り過ぎていることが原因
立位姿勢や歩き方が変化すると、足裏に加わる圧の分布(足圧分布)が変化します。
つまり、その方の立ち方や歩き方の癖が足裏に魚の目やたこといった形で現れてくるということです。
今回のように小指側にできてしまった魚の目は、足裏の外側に体重が載りすぎてしまっている証拠です。
カラダ Design Lab.では、この外側へ載りすぎた体重を、自然と内側へシフトさせていくことで、小指側の皮膚に加わる負担を減らしていくのです。
そのためには立位姿勢のとり方、歩き方を変えていくことが必須です。
皮膚が分厚くなっている部分は、立ち方、歩き方の癖を見極めるための大事なポイント
魚の目やたこのある部分は皮膚が分厚くなっているはずです。
今回のように小指側にできる魚の目(たこ)は、重心が外側へかかり過ぎていることが予測できますが、それ以外の場所でも様々なことが予測できます。
いくつか考えられるものをご紹介しましょう。
指の甲(関節部分)
・靴の中で指が曲がってしまっており、靴の甲で擦れている。
・足裏にある筋肉がうまく使えておらず、指の腹で踏ん張ることができていない。
・靴の前後幅が小さい
など
かかと
・歩行時、足を地面に着くときの位置が予測できる。
・つま先が外を向きやすければかかとの外側が、つま先が内を向きやすければかかとの内側の皮膚が硬くなりやすい。
・乾燥
など
指と指の間
・足指がしっかりと開いた状態で使えていない(→5本指ソックスを利用するのも効果的。)
・靴のつま先が狭い
など
→魚の目やたこといった形で現れていなくても、指に隣の指の形の跡が付いている場合もよくありますね。
母趾(親指)の内側
・立位姿勢でつま先が外側を向き、歩行中には母趾の内側で地面を蹴っている。
・外反母趾の方でこの部分の皮膚が肥厚しやすい。
・靴の横幅が狭い
など
中指の付け根付近
・前足部の横アーチが保てず、崩れている。
・また立位姿勢でつま先に体重が載りすぎている。
・歩いたり走ったりするときに、つま先で強く踏ん張り過ぎている。
など
姿勢と動きが変われば、魚の目(たこ)ができにくくなる!
さて、冒頭でご紹介した方ですが、
カラダ Design Lab.にお通いくださるようになり、
立位姿勢や歩き方、その他様々な動きの質が改善され、
今まで使い続けていたスピール膏が、いつの間にか使わなくてもよいような状態になられていました。
そして、今まで履くと痛かった靴が履けるようになり、
今日はその靴を履いてお越しになられました♪
このように、
姿勢や動きを
見た目だけの問題として捉えてしまうのではなく、
身体そのものにも
大きな影響を与えることを理解した上で
アプローチした結果、
身体が変わっていくのを
目の当たりにさせていただくのは
非常に楽しく、嬉しいです♪
貴重なご報告ありがとうございました!
カラダと姿勢・動きをデザインする。
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也
@滋賀県大津市石山・瀬田
いつまでも使い続けないといけない薬(今回はスピール膏)から解放されたい方、
根本的な姿勢や動きから身体を変えて、症状の出現しない、出現しにくい身体を手に入れたい方は是非ご相談くださいね。
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