【京都マラソン出場への道③】 3回の取り組みでどう変わったのか?

2017年9月5日 カテゴリー:マラソン・トレイルラン 記事執筆者:堤 和也

さてここまででご紹介してきた方の走り方が
京都マラソンまでの3回の取り組みでどのように変化してきたのかをみていきましょう。


【前回までの記事】
【京都マラソン出場への道①】 「痛くて走れない脚」と「つま先着地」
【京都マラソン出場への道②】 「曲がり過ぎる膝」と「重心の大きな上下動」



今回の記事では、
・実際にどのように動きが変わったのか?
・どのような取り組みを実施したのか?

をお伝えしていきたいと思います。


ではまず、実際に動画を見ながら、走り方の変化を確認してみましょう。





この動画の撮影方法と屋内の短い距離での走り方(加速してもすぐに止まらないといけない)では、動画から十分な変化を見てとるのが難しいかもしれませんが、


この3回の取り組みで、実際に

・重心の上下動が小さくなり、
・歩幅が拡大し、
・つま先接地から踵接地へ変化し、
・スピードアップ


しています。



ご本人の主観としても

・身体が軽く感じ、
・速く走れるようになった感覚


がしっかりとあります。



そして何より、このような走り方ができていると、

膝や股関節の痛みを出現させずに走れるようになっている



ということが一番大きいですね。



走り方の改善ポイント列挙!



最初の走り方から、どのようにして3回目のような走り方に変えていったのかを以下にまとめてみます。

・痛みを出現させている股関節、太もも前側・外側、ふくらはぎの柔軟性改善
・同時に、痛みを出現させる筋肉に頼らない走り方の獲得(以下とも重複)
・アクセル筋である内側ハムストリングスの筋収縮を促通
・動きの中でアクセル筋を機能させるための身体環境づくり
・重心移動を利用した、前方への推進力の獲得
・前方への推進力を引き出すための、股関節伸展可動域づくり
・今までほとんど使えていなかった「踵」の使い方の習得
・体幹のゆるみづくり と、ひねりの動きづくり
・うまく走れているときの身体感覚の獲得

など

(具体的な方法は多岐に渡り、互いにオーバーラップしているものもたくさんあるので、ここでの記載は避けます。)



この後、4回目の取り組みでは実際に屋外(瀬田川畔)を走りながら、この感覚をしっかりとつかんだ上で京都マラソンに出場されました。


結果やいかに!?



結果は、、、

何とか無事完走!




ご本人にお聞きしてみると、
35km地点まではイーブンペースで走れたものの、最後の40km地点からの坂道で脚が動かなくなってしまい、ついには歩かなくては前に進めない状況に。

そこからは命からがら走ったり歩いたりを繰り返しながらのゴール。
(これに関してはご本人も相当精神的にもダメージが大きかったよう。)




この点については、
・事前にコース内容を十分に把握できていなかったこと
が私にとって一番の反省点
でした。



今回作り上げてきた走り方の延長線上で、坂道を上り、下ることが可能なのですが、そのための取り組みがすっぽりと抜け落ちてしまっていました…

今回のコースの坂道では元々の走り方の癖が大きく出てしまったのではないかと考えています。



今回は大会直前の3、4回という非常に短い期間(1ヶ月間)での取り組みであり、
必然的に付け焼き刃的な対処にとどまってしまった感が強いので、

今回の経験を活かして、今


・さらなる走り方の改革
・坂道の攻略(上り下り)



を目指して一緒に頑張っています!

滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也


走り方を変えて、
より速く、身体の負担少なく走れるようになりたい方
は是非ご相談くださいね。

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