有痛性外脛骨(ゆうつうせいがいけいこつ)とは?
外脛骨とは、足部(足首から先)の付け根に近い位置に存在する足根骨の一つ、『舟状骨』の内側に出現する過剰骨を言い、この外脛骨の出現する部分に痛みがでてくると『有痛性外脛骨』と診断されます。
この外脛骨をもちながら、歩くなど運動をした際に痛みが出現している状態の男の子が、カラダ Design Lab.にお越しくださいました。
【外脛骨に負担をかけやすい歩き方の癖】
膝が内に入りやすく、爪先が外を向きやすいknee-in,toe-outの下肢アライメントが強く、動作時にはそれがさらに強く出現。
この状態で歩くことによって、脛骨(スネの骨)が土踏まずの方へ向かってに倒れるように動き、同時に土踏まずが潰れてしまい、強い扁平足を呈しています。
本来、歩くという動きは、外見的には手脚が直線的に動いているように見えますが、
その動きは実は全身(特に体幹部分)の捻れのつながりによって作られているのです。
この上記の動画を見ていただけるとわかりやすいと思うのですが、股関節から上の部分にほとんど捻れの動きが出現しておらず、本来あるべき体幹部分の捻れの動きを、捻れの可動域の少ない『膝』と『足』の捻れで代償してしまっています。
この歩き方の癖の強さから、
元々持っていた外脛骨に痛みが出現していると推測。
施術を通して脚の状態を良くしながら、同時にストレッチや様々な運動を通してカラダの使い方を変えていきました。
すると歩くだけでも痛みが強かった状態から、
徐々に歩き方が良くなるにつれて、
初回から5ヶ月経過した現在では歩行時の痛みが大幅に軽減!
スポーツ動作となるとまだまだ改善の余地があるので、痛みなく好きなスポーツが出来る状態を目指し、よりアクティブな運動でも適切な脚のアライメントを維持しながら動けるカラダを作っていきます!
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有痛性外脛骨に関わらず、
カラダに出現する痛みを、施術を通して直接的に改善に導くだけでなく、
同時に動き、身体の使い方を適切なものに変える運動を通して痛みの改善を図っていきたい方はお気軽にご相談くださいね。
カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也
@滋賀県大津市瀬田駅前