『木を見て森を見る』

2016年11月14日 カテゴリー:Lab.案内,<お知らせ>

カラダ Design Lab.の、その「Lab.」の裏側にあるもの。





木を見て森を見る



木というものを初めて知ったとき。


その頃は詳細に木を見つめ、
それがどのような構造をし、どのような機能を持ち、どのような役割を果たしているのか
を知ることに躍起になっていた。



たくさんの木を見つめていると様々な木があることがわかった。


背の高い木や低い木。


それぞれ別々の木かと思いきや、根で繋がっている1本の木であったり。

枝の折れたものや、青い葉1枚でやっと生きているのがわかるような木もあれば、
木を橋渡しするように蔓が巻きついていたり、
木の足元には様々な草が生えていたり。


落ちた葉は土に還ろうとしていたし、そういえば土の中にも生き物がいた。



ふと思い立って一歩離れたところから全体を見つめてみると、
それぞれが複雑に絡み合いながらも共生しているようだった。


さらに視点を変え、様々な角度から見つめ直すと、
そこにはある一定の秩序が見つけられそうな気がした。





ひとつひとつの木は、虫眼鏡をかざしてつぶさに見つめ、
時には枝を折り、土を掘り返し、その内部を確認することで詳細を知ることができた。


しかし、
どれだけ詳細にたくさんの木だけを見つめても、

わかるのは様々な木があるということだけだった。



『木の集まり』であり、それは決して『森』ではなかった。



そこが森であると気付いたのは、
木々の中に関連性を見つけ、その中にある一定の秩序を見出したときであった。


森には木以外にも様々な生き物がいたし、死と生がひとつなぎになっているようだった。


その森の生き方は天の気分にも左右されていた。




ヒトの身体を観てきて、いつからかそんなことを思うようになった。


ヒトの身体一つとっても森のようであり、
人の集まりであるコミュニティとそれを取り巻く環境もまた森のようである。



さらに木を詳細に見つめ、その木のある森に新たに秩序が見出されたときには、
新たな視点、新たな考えが生まれてきそうであり、
「本質」と呼べそうなものに一歩近づけそうな気がしてしまう。


そんな未知に想いを馳せながら、


今日もまた

新たな木を見て新たな森を知り、新たな森を見て新たな木を知る。







木を見て森を見る


1年以上前に、あるところに綴った文章。

今でもその思いは変わらず、その森はどんどんと拡がりをみせています。


滋賀県大津市石山のリハビリ整体院
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也