カラダと姿勢・動きのトータルケアスタジオ カラダ Design Lab.®︎

「コリ」をなくし、「柔軟性」を高めるために

「コリ」といえば、肩こりや、首こり、腰こりなどを思い浮かべる方が多いと思います。

コリが生じてくると、その部分が
・だるくなったり、
・重くなったり、
・張った感じがしたり、
・押さえると気持ち良かったり、痛かったり、

様々な症状として感じるようになりますよね。

この動きの滑らかさを奪い、身体を硬く、痛くしてしまう「コリ」をどのように解消していくべきなのかを考えてみましょう。

「コリ」とはどのような状態なのか?

専門的な用語でいうと、「筋肉の異常収縮(緊張)状態」と表現することができます。

本来、筋肉(随意筋)は自らの意思で力を入れたり、抜いたりできるはずなのですが、
「力が入ったままの状態から意図的に力を抜くことができなくなっている」と考えると良いかと思います。

なぜコリが生じるのか?

多くの場合、
・姿勢を保つために、同じ筋肉ばかりを働かせすぎている
・動作時にいつも同じ部分の筋肉ばかりを使っている
・精神的な緊張が常に強いられている

等といったことが原因として挙げられます。

このような状態があまりにも長く続くと、今度はコッている状態に対して違和感を感じなくなり、コリにすら気づけなくなる場合もあるので注意が必要です。

筋肉に力が入っている状態が、自然な状態だとすでに脳が認識してしまっているのですね。

また、このようなコリは、冒頭に挙げたような「肩」や「首」、「腰」だけに生じるものではありません。
ふくらはぎや太もも、足裏、腕、手のひらなど全身のあらゆる部分で生じるものなのです。

コリが引き起こすカラダの動きにくさ

先ほどコリは筋肉の異常収縮状態だと書きましたが、この異常収縮状態が動きにどのように関わってくるのかを考えてみましょう。

筋肉の異常収縮状態、つまり力が入った状態から抜け出せない状態のままだと、凝り固まった筋肉を伸ばそうとする場面では、筋肉に力が入った状態のままなのでスムーズに伸びませんよね。
すなわちこれは「関節の可動域の制限」になります。

つまり柔軟性が低い、身体が硬いといった状態です。

次に筋肉に力を入れて、筋力を発揮する場面を考えてみましょう。

筋肉に力がすでに入った状態からさらに筋肉を収縮させて、力を発揮しようとするのでうまく力が発揮されません。

つまり、筋力が低下、力が効率的に発揮できないといった状態です。

コリをなくすだけでも動きやすさは倍増する

ではどのような状態が、筋肉が最も効率的に働けるのかというと、触れるとふにゃふにゃに柔らかく、押さえてみても特に気持ちよくも、痛みもないような状態です。
(激しい運動を行う直前などはこの限りではありません。日常生活レベルでお考えください。)

無駄な力が入っていない筋肉は、伸ばそうと思えばスムーズに伸びてくれますし、力を入れようとすれば、その筋収縮をすぐに動きに変えることができるので筋力も高まります。

よく鍛えられたカチカチの筋肉を触れて「ええ筋肉してるな〜」と言ってしまいがちですが(昔の私がそうでした)、これが意図的に力を入れた状態であればカチカチで問題ないのですが、力を入れていない時までこのままだと非常に効率が悪く、痛みなどの症状を引き起こしたり、スポーツなどでは怪我にもつながることもあるのです。

ですので、柔軟性を高めようと思った場合には、ただ単に硬い筋肉をストレッチするだけでは不十分で、同時に筋肉を緩めることも考えていかなくてはなりません。

「コリ」をなくし、「柔軟性」を高めるために

カラダ Design lab.では、コリをなくし柔軟性を高めるために、施術を適宜行い、筋肉が緩んだ状態を保ちながら、効率的に全身の柔軟性を高められるようなストレッチの方法をお伝えします。
(※現在我々はそのコリの原因として、Facia[ファッシア]に着目して施術を行なっております。)

そして、コリを引き起こさないような身体の使い方を身に付けていきます

コリや柔軟性の低下を引き起こしている原因は、人によって様々です。あなたのカラダにあった適切なアプローチを行なっていきますので、自分自身のカラダの状態とその改善方法を知りたい方は是非ご相談くださいね。

競技能力を高めるための柔軟性を手に入れるには?

スポーツレベルで柔軟性を引き出そうと考えると、上記のように、「ゆるめてストレッチする」だけではまだまだ不十分です。特に柔らかさをベースにしなやかな動きが必要となる、体操、新体操、バレエ、フィギュアスケートなど審美系の競技ではなおさらです。

では、競技能力として使える柔軟性を手にいれるためにはどうしたらいいのか?
そのポイントは以下の4つ。


①伸ばしたい部分・筋肉の「伸張感」を感じていること

②ストレッチの型・動きを作る上で、無駄な力が入っていないこと

③身体がどのような状態になっているのか全身に意識を張り巡らせられること

④目的とするストレッチに必要な身体の動きを適切に引き出せること


効果的なストレッチは、ただ筋肉を伸ばすだけでなく、

・全身の感覚を高めるトレーニング

となり、

・柔軟性の高い状態でも動きをコントロールするトレーニング

となる。つまり、ただ柔らかいだけではない、柔らかい状態で動ける「使える柔軟性」を身につけることができるのです。

このようなストレッチが実施できると、「ストレッチという一つの行動」に対して、いくつもの目的を持たせることができ、いくつもの効果を同時に引き出すことができます

どれだけ時間をかけてストレッチをしていてもなかなか柔軟性が高まらないのは、ストレッチの『質』に問題があるかもしれないと考えてみましょう。

カラダ Design Lab.では、あなたの知らない新しいストレッチをお伝えするだけでなく、あなたがいつも行なっているストレッチと同じ方法であってもその質を高められる方法をお伝えします。

ストレッチの質を高めて効率的に身体を柔らかくし、同時にしなやかに動ける身体を作りあげていきましょう。