【足関節脱臼骨折(三果骨折)の術後後遺症】 歩くのが今までで一番軽くなった! 

2018年1月20日 カテゴリー:足関節脱臼骨折,<手術>

今回は、
足関節脱臼骨折術後の後遺症にお悩みの方に対して、
歩き方を変えて痛みを改善させた取り組みをご紹介します。




右足関節脱臼骨折(三果骨折)


3年前に足関節脱臼骨折(三果骨折)を受傷
手術から1年後には抜釘をされ骨折はもう完全に治癒されています。

しかし、2年前ほどから足の裏に違和感や痛みを感じ始め、
痛みを感じた時には湿布を貼ることで対処されていたのですが、
またしばらくすると痛みが出現する…


このような状況で、
右足の力の入れ方、歩き方に問題があるのではないかと感じ、
カラダ Design Lab.を見つけてお越しになられました。




病院でのリハビリ


入院は2~3週間程度で外来リハは週1回程度。

3ヶ月ほどで松葉杖が取れた段階でリハビリが終了となり、
松葉杖なしで適切に歩けるようになるためのリハビリはほとんどないままだったそうです。





三果骨折とは?


足首には「くるぶし」が内側と外側にありますよね。

これをそれぞれ「内果」「外果」と呼びますが、

この部分の骨折に加えて、
「後果」と呼ばれる足関節の脛骨関節面の後方が骨折した場合を「三果骨折」と呼びます。
(「後果」は体の表面からは見えません。)



この後果が骨折すると、足関節の可動域制限が出やすくなります。





なぜ痛みが出現してしまっていたのか?



では実際に立位姿勢と足首の可動性を見てみましょう。






立位姿勢で右足のつま先(向かって左側)が外を向いてしまっているのがわかりますね。



つま先が外を向いてしまう原因は色々と考えられますが、今回は


・足関節の動きの内外側での差
 (内側の動きが悪く、外側の動きが過剰になる)

・母趾・母趾球での過剰な地面の蹴り



が大きく影響していそうでした。



この

・足関節の動きの内外側での差(内側の動きが悪く、外側の動きが過剰になる)

があると、関節の構造的に足首が曲がる(背屈する)とつま先が外を向くように関節の軸がズレます

そしてつま先が外を向くと同時に、脛(すね)の骨も膝関節を境に外側へ捻れます



関節の動く軸がずれると、そのズレは近隣の関節から全身に渡って動きのズレを引き出します(運動連鎖)

すると足首だけの問題だったのか、そこから離れた部分に症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。





崩れた動きのパターンが身についてしまう…



このような状態での動きのパターンを身につけてしまう(小脳に記憶させてしまう)ことで、立位姿勢だけでなく歩く動作でも無意識につま先が外を向いてしまう。

そして動きが崩れてしまっていることに気付かなくなります



時間が経過すればするほどに崩れた状態に慣れてしまい違和感を感じなくなる、そしてこれが自分の自然な状態、ニュートラルな状態であると認識してしまうようになるのです。



さらに、つま先が外を向いた状態で歩くと、外反母趾になるような負担が母趾に加わりやすくなりますし、土踏まずも潰れやすくなります

(実際にこちらの方でも、つま先が外を向いてしまっていることには指摘するまで気づいておられず、右足だけすでに外反母趾変形が現れ始めていました。)



立つ時、歩く時の踏ん張り方も今までとは変化するので、上記以外にも今までにはなかったような負担が足に繰り返し加わり、様々な部分に痛みなどを生じさせるのです。





歩き方を適切な状態に戻す!



単に今ある症状だけを改善させていこうと思うと筋肉の状態や関節の動きを調整するだけでも痛みが取れる場合がありますが、
このように動きが崩れてしまっている場合、それだけの対処では再発する可能性が非常に高くなります

これらを根本から改善させていこうと思うと、歩き方を適切な状態に戻すことが非常に重要なのです。


今回そこを目標に様々な取り組みを実施しました。

では実際にどのように歩き方が変わり、痛みなく歩けるようになったのかを動画で見てみましょう。









一度良くなったからといって終わりではない。


2回の取り組みで歩き方はこのように変化したのですが、
まだまだ元の癖が出やすい状態なので、その後もセルフエクササイズなどにはしっかりと取り組み、
痛みの出ない良い歩き方を無意識レベルまで体に落とし込んでいく必要があります。


崩れてしまった時には、そのことに気付き、しっかりと自分で修正できるようになることも必要です。


そのためにカラダの状態を感知する力を高め、
適切なエクササイズの方法を学び、
自分自身でカラダと動きを調整する方法を身につけ、

その上で適切に歩ける状態を、
無意識レベルで行えるところまで繰り返し、
カラダに落とし込んでいく。



その場で歩き方など動きを変えることは比較的容易ですが、
それをしっかりと自分のものにするためには
必ず継続的な取り組みが必要です。



3年間で身につけてしまった歩き方の癖を取り除くために、
現在進行形で今も継続中です。


カラダと姿勢・動きをデザインする。
カラダ Design Lab.
カラダデザインラボ
堤 和也

@滋賀県大津市石山





足関節脱臼骨折後の後遺症にお悩みの方は是非ご相談ください。
保存療法の方も、手術を受けられた方もどうぞ。

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